pure,more

虐待サバイバーななのにっき2

ななのみかた

すごくまわりをうっとうしいと思うようになった、基本的にまわりが敵か味方かってかんがえたときに瞬時に「敵!」って言えてしまうようになった、とまさくんにはなした。いままでは、敵か味方かなんて考えもしなかったし、だいたい悪意なんかないとのんきにおもってたし、このブログしかみてないひとにはしんじられないとはおもうけど、おんこうでおだやかで、罪人にすら事情があると本気でおもってた。

 

でもひどい裏切りにあって気づいた。コロナ社会がそれに拍車をかける。他人なんかに構ってられないから、マスクの下で隠れた顔はおそろしいって、わかってしまった。

 

でも、そんなななを、まさくんは肯定してくれた。

 

夜ごはん作れなくて、でも2人ででかけるのも余裕ないし話す時間ほしかったから、ななも負担するからウーバーたのんじゃおうよ、と提案した。それを待ってる30分にいろんなことを話せた。それがすごくありがたくおもえたし、そのためにウーバーの人が働いてくれてると思ったらその人は味方だとおもえる、といったら、メリット・デメリットの関係でしかそうおもえないのは、もはやしかたない、それ以前がどうであれ、いまはそれでいいんだよ、と、まさくんはいってくれた。それに、彼女の裏切りについてもさらに詳しく話した。いままで言ってなかったことだったから、まさくんびっくりして、そりゃななはもっと怒っていいよ、といってくれた。真逆のこといって大うそつきじゃん、さぞ心がキレイなんだろうなと思ったら手のひら返しどころか、もともと腹の中でそんなことおもってるなんて怖いね、ってわかってくれた。ななは、あのとき、疑ってごめん、ってそんな自分ぶん殴りたくなるくらい、彼女は心がキレイだなと思ったし実際にそう伝えた。自分の汚さみせつけられる形になったけど、それも気づかせてくれてありがとう、とまでいった。逆に自分のことをまたぶん殴りたくなる。だまされてるよ!って。気付けないものだね、ほんと。。まぁ、基本的に人をしんじる姿勢だったのはいいことだったけど、いまの時代丸腰でそんなことしてるの、ななくらいだったかも。純粋田舎培養だったし。すくすく田んぼで育ったようなこどもだったし。

 

誰も信じられなくても、だれか例えば目の前で心臓発作おこしたら、こっちだってくるしくなるしなんとかしてあげたいっていう、人であるがゆえのこころ、そういうのだけ残ってれば、赤の他人についてはむしろ基本的に敵だとおもってもあながちまちがいじゃないよ、って…それにななはいまでも、すごくやさしい子だよ、って…。まさくん、いってくれた。

 

ありがとう。

 

まさくん。

ありがとう。

 

すれちがいもおおい日々だけど、ななもまさくんのこと肯定してあげられるようにがんばるね。

 

そばにいようね。